m-editの日記

加計学園問題を普通の女性として追及していきます。

真相解明に背を向ける麻生大臣を許しません

証言拒否にお墨付きを与える麻生発言

 佐川氏の国会での証言は真相に近づくものとはいえず、改ざん文書の提出で愚弄した国会を、再び愚弄するものだった。国権の最高機関に対してのこの行為、私たち国民は絶対にこれを許してはならないと思う。国会議員は野党も与党も問題視すべきだ。証人自身が「真相解明にはならなかったと思う」などとシャアシャアと言える喚問で一区切りなどつけられるものではない。佐川氏の責任は重い。さらに重くなったといってよい。

 にもかかわらず、時事・産経・朝日の報道によると、麻生大臣は国会内で記者団に「証言拒否する権限がある。自分の立場を考えながら言うのが当然だ。人民裁判をやっているんじゃない。マスコミによるつるし上げでもない」とコメントしている。

 何をかいわんや、である。自分は、「改ざんは佐川がやった」などと発言しているのに、「証言すべき」というマスコミや国民の声を「人民裁判なみ」と捉えるのは身勝手がすぎる。報道では、財務省の聞き取りで、複数の職員が「佐川局長の指示だった」と述べているという。であるならば、当の財務大臣なら「証言拒否の権利はあるが、真相解明に向けて誠実に答弁してほしかった」と考えるべきだ。

 真相解明などまったくする気がないのが、当事者の財務大臣である。言語道断とはこのことだ。