m-editの日記

加計学園問題を普通の女性として追及していきます。

首相案件文書の読みどころ

 愛媛県職員が2015年4月2日の官邸訪問結果を記録した「首相案件」文書が、農水省からも「発見」された。こちらは現物のペーパーがあり、斎藤農水大臣が記者会見で配布し、一部報道機関が公開している。アエラドットに全文があるので参照されたい。

 

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 「首相案件」にスポットが当たっているが、興味深いことが多々ある打合せだ。

出席者が「今治市企画課、愛媛県地域政策課、加計学園事務局長」というのも、その後の特区戦略会議での検討を知っている私たちにすると少し不思議だ。今治市の特区認定は、「広島県今治市」というしまなみ海道地域での特区であり、愛媛県は外れた形になっている。だからこそ、柳瀬秘書官の「自治体がやらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件」とか、「獣医師会には、直接対決を避けるよう、既存の獣医大学との差別化を図った特徴を出すことや卒後の見通しなどを明らかにするとともに、自治体等が熱意を見せて仕方がないと思わせるようにするのがいい」いう言葉は重く響く。

 加計学園任せではなく、今治市愛媛県も強力に後押ししてやれよという指令と受け取れるからだ。加計学園の事務局長にしてみれば、一石三鳥の会談であったことは間違いない。