m-editの日記

加計学園問題を普通の女性として追及していきます。

加戸氏の獣医学部熱望論に根拠なし

加戸氏の獣医学部熱望論は畜産の実態と防疫体制から根拠薄弱とわかる

  これまでこのブログでは公私協力方式での大学誘致には先行き不安があることを紹介してきたが、国会で「地元がいかに加計学園を歓迎しているか」熱弁をふるったのが加戸守行氏だ。加戸氏は、今治新都市構想を愛媛県今治市が策定した当時の愛媛県知事なので、構想の中核となる大学誘致が宙に浮いたままでは、失政の証拠が残っているようで気がかりなのだろう。

 実際、知事時代に熱心に誘致していたのは松山大学の総合マネジメント学部であり、獣医学部である必要はまったくないのだが、「後付け」で鳥インフルエンザ口蹄疫対策を持ち出し、愛媛県の苦闘を述べていた。宮崎の畜産農家は、この言葉をどう聞いただろうか。

 農林水産省は、家畜統計を毎年、きちんと公開しているので、抜粋して掲載する。牛の北海道、豚の沖縄など、抜きんでている県と比べても仕方がないので、海に面した「防疫体制が気になる」県を抜粋して表にしてみた。愛媛県が他県に比べて、「防疫体制に課題がある」わけではないことは理解していただけると思う。

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